今月は足立区の糖尿病月間です。
ちなみに、世界糖尿病デーは11月14日(月)で、今年は10周年です。
世界糖尿病デーを含む一週間を全国糖尿病週間として、各地で一般向けの講演会や健康相談などが行われます。
当院でも相談会を開催いたしますので、ご興味のある方は奮ってご参加ください。おまちしております!
なお、足立区の糖尿病月間もこちらの開催に準じたものとなります。
これからも当院では地域の健康のお手伝いをすべく励んでいきたいと思っております。
足立区民に糖尿病が多いこと、そして糖尿病予防で重要な野菜摂取量も少ないこと、この2つの現状を打開するため、足立区では「あだち ベジタベライフ~そうだ、野菜を食べよう~」をキャッチコピーに掲げ、野菜が食べやすくなる環境づくりを進めています。
ベジファーストとは・・・
野菜“から”食べて糖尿病予防(ベジファースト)
- 野菜に含まれる食物繊維が糖分の吸収を穏やかにし、血糖値の急上昇を防ぐ
- 血糖値が低く抑えられることで血管が守られ、血管の老化による生活習慣病を予防できる
- 野菜をよく噛んで食べることで食べすぎを防ぎ、肥満防止につながる
主な内容としては・・
- 野菜に関する取り組みを行う「あだち ベジタベライフ協力店」の拡大
- 「野菜たっぷりメニュー」や「ベジファーストメニュー(食前にサラダを提供する等)」を提供するあだち食の健康応援店の拡大
- 噛みごたえのある食材を使用した「かむカムメニュー」を提供する店舗・弁当店の拡大
- 北足立市場からの旬の野菜情報を、フェイスブック等で発信
- Aメール・区ホームページ・フェイスブック・ツイッター等による、野菜の簡単レシピ発信
- 小中学校等で、野菜たっぷり献立を提供する「野菜の日」を月1回実施
- 幼稚園、保育園、小・中学校で「一口目は野菜から」の声かけを実施
こうした地域の活動に当院もお手伝いができればと考えております。
糖尿病習慣を機に普段の食生活を見直すとともに、定期的な検査を。
日本糖尿病学会認定専門医 副院長 栗山有祐